更年期障害に使う薬は「ホルモン薬」、漢方薬、自律神経調整薬のだいたい3種類あります。特定の症状をおさえるほか、体調そのものを整えるためにも使われるんですよ。では、ここでそれぞれの薬のおもな特徴を見ていきましょう。
ホルモン薬
このホルモン薬を使うのが「ホルモン補充療法」です。ホルモン補充療法は最近マスコミや雑誌などでも取り上げられ、話題になっています。ホルモン補充療法を治療に取り入れる病院が増えています。
これは更年期に減ってしまう女性ホルモンを外から補ってあげることで、つらい症状を和らげるという治療方法なんですよ。具体的にはホルモンが含まれている錠剤を飲む方法と、その成分が入ったパッチ剤を貼る方法があります。ホルモン薬を使った治療方法はのぼせ、ほてり、発汗などに効果を発揮するとされています。
漢方薬
「更年期障害の対症療法と原因療法」でも述べたように、更年期障害には漢方薬も効きます。ですが、一口に漢方薬といっても、さまざまな種類がありますよね。その人の体質や症状によって使い分けることができます。
効果があらわれるまで少し時間はかかりますが、副作用も少ないので長く使い続けられます。また、漢方薬は症状を和らげるだけではなく、体全体のバランスをよくしてくれます。体質や別の病気などでホルモン補充療法ができない人に多く用いられていますね。
自律神経調整薬
この自律神経調整薬もホルモン薬と同じように、ほてりや発汗などに効果があります。けれど、効き目が弱いため、基本的にはほかの薬とあわせて使われます。更年期障害の症状が軽い人、ホルモン補充療法ができない人向けの薬ですね。そのほか、うつなどの精神的な症状には精神安定剤や抗うつ剤が出されることもあります。